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夜職しか経験ない就職不安、社会人経験ゼロは本当に不利か

夜職しか経験ない就職不安、社会人経験ゼロは本当に不利か

深夜2時とか3時、お店から帰ってメイクも落とさずスマホで「夜職しか経験ない 就職」って打ったことがある人、たぶん結構いると思う。私もそうだった。26歳の終わりくらい。求人サイトの応募条件に「社会人経験3年以上」って書いてあって、あれ、私って社会人経験何年なんだっけ、って一瞬わからなくなった感覚、今でも覚えてる。

先に言っておくと、夜職しか経験がなくても昼職には就職できる。私自身、キャバクラだけの経歴で今は事務職として働いてる。でも「できる」のと「不安がゼロになる」のは別の話で、そこをごっちゃにすると余計しんどくなる。今日はその不安を、実際に困る部分と、実は思い込みだった部分に分けてみようと思う。

「社会人経験なし」って本当なのか

まずここ、けっこう誤解されてる。企業が求人票に書く「社会人経験3年以上」の「社会人経験」に、夜職は含まれるのかどうか。

含まれる、と考えていい。「社会人経験」というのはそもそも法律で定義された言葉ではなくて、企業が慣習的に使ってる表現なんだけど、実務上はキャバクラや水商売で働いた期間もちゃんと就労経験として扱われることが多い。業務委託契約だったとしても、継続して収入を得て働いてきた事実は消えない。だから「社会人経験ゼロ」というのは正確には違う。正しくは「昼の企業で働いた経験がゼロ」なんですよね。

この違い、地味だけど結構大事。私も最初は「私は社会人経験なしの状態から始めるんだ」と思い込んで、めちゃくちゃ卑屈になってた。実際は違って、「業種が違う社会人経験がある人」というだけの話。ここの認識がズレてると、職務経歴書を書く手も止まるし、面接でも変に萎縮する。

夜職経験をどう職歴として言葉にするかは、正直かなり技術がいる。このへんは 夜職の職務経歴書の書き方|隠す?正直に書く?経験者が解説 にまとめてあるので、書類作る段階になったら見てもらえたらと思う。

実際に不利になる場面はある

嘘はつきたくないので言うと、不利になる瞬間はある。特に「チームで動いた経験」「Excelやビジネスメールの実務経験」を明確に求める企業では、ここは正直弱い。私も最初に応募した3社は書類で落ちた。理由は多分ここ。

あと業界。金融、士業、公務員系みたいな堅めのところは、夜職経験自体をマイナスに見る採用担当がまだいる。これは事実として受け止めるしかない。全部の企業がフラットに見てくれるわけじゃない。

ただ、事務、営業、販売、コールセンター、介護あたりは「人と話す力」「クレーム対応の経験」「シフトで働ける柔軟性」をむしろプラスに見てくれるところが多かった。私が最終的に受かったのも、面接で「お客様のクレームにどう対応したか」を聞かれて、夜職での実例をそのまま話したのがきっかけだったと思う。夜職の経験、実は捨てるところがそんなにない。

いきなり正社員が怖いなら、間に一段挟む手もある

社会人経験が夜職だけだと、正社員でいきなり働くこと自体に体力的な不安を感じる人も多い。生活リズムも違うし、9時間拘束される感覚もわからない。ここで無理に正社員一本に絞らなくてもいいと私は思ってる。

派遣を挟んで、まず昼のオフィスの空気に慣れてから正社員を目指すやり方は、遠回りに見えて実は堅実。派遣から夜職→正社員へ。遠回りに見えて実は近道だった話 にその流れを書いたので、いきなり正社員は不安という人は目を通してみてほしい。

派遣から正社員になったルートを読む

辞める段取りで不安が固まってる人へ

これは就職の不安というより「辞める」段階の不安なんだけど、実はここでつまずいて動けなくなってる人、結構多い気がする。今の店を円満に辞められるか分からないから、次の一歩も踏み出せない、というパターン。

業界にいる知人に聞いた話だと、円満に辞められる子は共通して「はっきり辞めますと伝える」ことができてる子らしい。逆に揉めるのは、店側から「一度お店で話そう」と面談に誘導されて、なんとなく引き留められて長引くケース。そもそも夜職の多くは雇用契約じゃなくて業務委託の形をとっているケースが多くて、その場合は契約の終え方も雇用契約とは違ってくる。契約書の内容によって条件は変わるので、一度自分の契約書を確認しておいた方がいい。

不安の正体が「就職」より「今の辞め方」にある人は、キャバ嬢を辞めるタイミングはいつ?見極め方と辞け方 を先に読んでからの方が、頭が整理されると思う。

収入が下がる不安、これは別枠で考える

「就職できるか」の不安と「収入が下がって生活できるか」の不安、これも実は別の問題なのに一緒くたに悩んでる人が多い印象がある。就職自体はできても、手取りが大きく下がって生活が回らなくなったら意味がない。

私の場合、月の手取りが半分近くまで下がった時期があって、正直きつかった。ここは事前にシミュレーションしておく方が精神的にだいぶ楽になる。数字の話は 夜職から昼職で給料は下がる?収入ダウンの現実と生活設計 の方に詳しく書いてるので、そっちで確認してもらえたら。

不安なままエージェントに丸投げするのも一つの手で、夜職の経歴を扱い慣れたエージェントに一度話を聞いてもらうと、自分でも気づかなかった強みを指摘されることがある。

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職歴の空白より、書き方で悩む方が多かった

正直に言うと、私が一番時間を使って悩んだのは「社会人経験ゼロで受かるか」より「履歴書の職歴欄に何て書くか」だった。夜職と正直に書くべきか、伏せるべきか、何日も迷った。結局、店名までは書かず「接客業に従事」と書いて、面接で聞かれたら正直に答える方針にした。これで通った会社もあれば、面接で突っ込まれて答えに詰まった会社もある。ここは正解がひとつじゃない部分だと思う。

このへんの迷いは 夜職の履歴書、空白期間はどう書く?隠さず伝える書き方 にもう少し具体的に書いてる。

社会人経験が夜職だけだから就職できない、というのは思い込みの方が大きい。ただ、不利になる場面がゼロだと言うつもりもない。私が言えるのは、不安を「経歴の問題」「お金の問題」「今の店を辞める問題」って分けて、ひとつずつ片付けていけば、最初思ってたよりずっと現実的な話になるということ。今夜これを読んでるなら、まずは職務経歴書のところだけ、先に開いてみるくらいでちょうどいいと思う。