夜職の履歴書、空白期間はどう書く?隠さず伝える書き方

深夜1時とかに履歴書のフォーマット開いて、職歴の欄で手が止まる。私もそうでした。学歴のあとに「平成〇年〇月 株式会社〇〇入社」って書いて、そのあと2年とか3年、書くことが何もない。空白にするのも怖いし、かといって「キャバクラ勤務」って正直に書いていいのかもわからない。書いては消して、また開いたまま放置して寝る、みたいな夜を何回も過ごしました。
結論から言うと、空白のまま出すのが一番良くないです。これだけは先に言っておきたい。
空白より怖いのは「聞かれて困ること」
採用する側が本当に気にしてるのは、夜職だったこと自体より「この人はちゃんと説明できる人か」なんですよね、これ意外と知られてないんですけど。空白期間があると、まず聞かれます。「この2年間は何を?」って。そこで詰まると、夜職だったこと以上に「隠す人なのかな」という印象がついてしまう。これが一番痛い。
逆に言うと、正直に、でも変に卑屈にならずに書ければ、それだけで評価はそこまで下がりません。私が面接官の立場だったらと想像しても、空白より「ちゃんと説明できる職歴」の方が安心すると思います。
実際にどう書いたか
私が使ったのは「接客業に従事」という書き方でした。
職歴欄に
平成〇年〇月 接客業に従事(個人事業主として飲食関連の接客業務) 令和〇年〇月 一身上の都合により退職
こんな感じです。「キャバクラ」「クラブ」と店の業態を書く必要はなくて、業務委託契約で働いていたなら「個人事業主」という表現も嘘にはならない。実際、夜職の多くは雇用契約じゃなくて業務委託なので、これは説明としても正確なんですよね。
「接客業」だけだと逆に何の仕事かぼやけて不安がられることもあるので、私はエージェントの人に相談して「飲食店での接客・売上管理業務」みたいな、もう少し具体的な言い方に変えたこともあります。会社によって刺さる書き方が違うので、このへんは一人で抱え込むより誰かに見てもらった方が早い気がします。
期間が長い場合、短い場合で書き方は変わる
半年くらいの短期間なら、正直「アルバイト」としてまとめて書いてしまう手もあります。学生時代のバイト欄と同じ感覚で「接客業アルバイトに従事」くらいでさらっと流せることも多い。
問題は2年、3年と長くなったケース。この場合は逆に、期間の長さを「継続力」としてアピール材料に変えられます。「同じ職場で〇年間、売上目標に向けて働いた」というのは、業種を問わず通用する経験です。私は面接で「体力的にきつい仕事を続けてきたので、忍耐力には自信があります」って言ったら、それがけっこう響いた実感があります。夜職を否定する必要はまったくなくて、そこで培ったものをどう翻訳するかの話なんですよね。
このあたりの職務経歴書とのセットの書き方は、夜職の職務経歴書の書き方|隠す?正直に書く?経験者が解説の方に詳しく書いたので、あわせて見てもらえると全体像がつかみやすいと思います。
「夜職って書いたらバレるのでは」という不安について
ここ、正直に言うと「バレる」という言葉自体があまり合ってないと思っていて。隠す前提で書くから「バレたらどうしよう」になるだけで、最初から接客業として正直に書いていれば、バレるも何もないんですよね。
もちろん、店名までは書く必要ないし、業態も詳しく説明する義務はありません。「飲食関連の接客業」で十分です。詳しくは夜職の経歴は隠すとバレる?リスクと実際の対処法にも書きましたが、隠すこと自体がリスクになるケースの方が、夜職だったこと自体がリスクになるケースより多い、というのが私の実感です。
面接で突っ込まれたときの答え方は、ある程度パターン化できます。「なぜ辞めたのか」「なぜ昼職に戻りたいのか」をセットで聞かれることが多いので、そこは事前に自分の言葉で用意しておくと当日焦らずに済みます。この辺りは夜職から転職の面接に落ちる理由、私が気づくまでの話で私が実際に落ちた原因も書いているので、参考になるかもしれません。
辞め方が甘いと、履歴書を書く段階でも困る
これは書きながら思い出したんですが、履歴書の空白期間の説明って、実は「今の店をどう辞めたか」にもけっこう左右されます。円満に辞められた人は退職日もはっきりしてるし、次の予定も立てやすい。でも、なあなあで辞めたまま在籍だけ残ってる人は、履歴書の「退職」の日付すら曖昧になってしまう。
業界に詳しい知人に聞いた話だと、円満に辞められる人の共通点は、遠回しに濁さず「辞めます」とはっきり伝えることらしいです。「一度お店で話そう」って引き止められても、それは大抵の場合ただの引き留めの入り口で、契約内容にもよりますが、こちらから終了を申し出られるケースが多いようです(不安なら契約書は一度確認しておくといいと思います)。ここが曖昧なまま転職活動を始めると、履歴書の日付を書く段階で地味に困ることになります。
派遣という選択肢も、書きやすさで見ると悪くない
もし空白期間の説明そのものが不安で仕方ないなら、いきなり正社員より派遣から始めるのも一つの手だと思っています。派遣は職歴の見られ方が正社員採用より緩やかなことが多くて、私の周りでも派遣経由で慣らしてから正社員に進んだ人がいました。
派遣から正社員になったルートを読むこのルートについては派遣から夜職→正社員へ。遠回りに見えて実は近道だった話で詳しく書いてます。遠回りに見えて、実は精神的な負担が一番少ないルートかもしれません。
履歴書を埋める作業って、結局は自分の数年間をどう言葉にするかっていう作業なんですよね。私は最初、恥ずかしさが先に立って空白のまま出しかけたことがあります。でも一度「接客業に従事」って書いてしまえば、案外あっさり通りました。今日、履歴書のフォーマットをもう一度開いて、その一行だけ埋めてみる。そこから始めればいいと思います。