昼職一年目で辞めたい、夜職に戻る前に一度考えたいこと

深夜、給料明細のアプリを開いて、また閉じて。スマホで「昼職 一年目 辞めたい 夜職 戻る」って打ち込んでる。多分そういう夜だと思う。
私も似たようなことがあった。キャバを辞めて事務職に転職して、8ヶ月目くらいの時。手取りが思ったより少なくて、上司の言い方がきつくて、休憩室で一人で泣いた日があった。あの時、スマホのメモに「戻ってもいいかもしれない」って書いた。今でもそのメモ、消してない。
だから最初に言っておきたいのは、その「戻りたい」って気持ち、甘えでも失敗でもないということ。ただ、戻る前に整理しておいた方がいいことがいくつかあって、それを今日は正直に書く。
1年目で辞めたいのは、実はかなり普通
数字の話を先にしておく。dodaがまとめている厚労省の調査だと、大卒で1割前後、高卒で2割弱くらいの人が入社1年目で辞めている、というデータを見たことがある。3年以内まで広げると、大卒・高卒ともに3割台まで増えるらしい。つまり1年目で辞めたいと思う人自体は、珍しくもなんともない。あなただけが弱いわけじゃない。
ただ、これは「辞めていい」という話とはちょっと違う。辞めたい理由が「環境」なのか「自分」なのかで、次に取るべき行動が変わってくる。
パワハラっぽい上司、明らかにおかしい残業時間、聞いていた条件と違う仕事内容。こういうのは環境側の問題で、転職すれば解決する可能性が高い。でも「仕事が覚えられない」「みんなの動きについていけない」みたいな自分側の課題が大きい場合、環境を変えても同じ壁にまたぶつかる。これ、私は正直、後者の面もあった。パソコンが本当に苦手で、Excelの関数一個で半日詰まってた時期があって、あれは職場のせいじゃなかった。
自分がどっちのタイプの「辞めたい」なのか、一回紙に書き出してみるといい。感覚だけで判断すると、戻ってからまた同じところで躓く。
夜職に戻るメリットとデメリット、正直に並べる
比較表にするとこうなる。
| 項目 | 昼職を続ける | 夜職に戻る |
|---|---|---|
| 収入 | 安定するが上がりにくい | 実力次第で高い、日払いも可能 |
| 生活リズム | 規則正しい | 昼夜逆転しやすい |
| 社会的信用 | ローン・賃貸審査で有利 | 審査で不利になりやすい |
| 安定性 | 失業リスク低い | 収入が波打ちやすい |
| 人間関係 | 職場固定でストレス蓄積しやすい | 客商売特有のストレスあり |
| 体力面 | 比較的楽 | 夜型・立ち仕事で負担大きい |
| 年齢的な猶予 | 特になし | 30歳前後で引退が一つの目安と言われる |
夜職は実力主義で、学歴も経歴も関係なく稼げる人は稼げる。中には年収1000万を超える人もいるらしい。キャバクラだと、今日どうしてもお金がいるって時に日払いで5000円〜1万円くらい出してもらえることもある。これは正直、昼職には無い即効性で、生活が苦しい時にすごく魅力的に見える。
その一方で、夜職は「今は稼げてても、この先ずっとこうとは限らない」と見られがちで、賃貸やローンの審査で不利になることがある。それと、業界で聞く話だと、大半の人は30歳前後を一つの節目として引退していく。見た目や体力の問題も出てくるし、指名も変わってくる。今20代なら猶予はあるけど、この年齢の壁は頭の片隅に置いておいた方がいい。
収入、本当にどれくらい下がったか
知恵袋か何かで見たけど、夜職から昼職になって数ヶ月で給料がかなり下がって、毎月の支払いがカツカツになったという書き込みを見たことがある。これ、多分珍しいケースじゃない。私も最初の3ヶ月は正直しんどかった。キャバの時の月収と比べて、手取りで半分以下になった月もあった。
でも、これって「夜職に戻れば解決する」問題でもあって、「昼職のまま何とかする」問題でもある。私の場合は生活費を根本から見直して、副業を少し入れて、半年くらいかけて生活リズムを作った。この辺の家計の生々しい話は夜職から昼職の手取りで生活できる?私の家計簿を全部出すにまとめてあるので、数字で判断したい人は見てほしい。
夜職に戻れば収入は戻るかもしれないけど、それは「一時的な解決」であって、また同じ理由で辞めたくなる可能性もゼロじゃない。実際、夜職を辞めて後悔するパターンを見ても、収入だけで判断して戻った人がまた同じ壁にぶつかっている例は多い。
「衝動」「継続」「限界」、どの段階にいるか
これは夜職を辞めたい人向けの整理でよく使われる考え方なんだけど、昼職1年目にもそのまま当てはまると思う。
「衝動」の段階は、嫌なことがあった直後にカッとなって辞めたくなるやつ。上司に怒られた日の夜とか。この段階での「辞めたい」は、一晩寝ると変わることが多い。
「継続」の段階は、何ヶ月も同じしんどさが続いていて、改善の兆しが見えない状態。ここまで来ると、環境を変えることを本気で考えていい時期だと思う。
「限界」の段階は、体調に出てる、眠れない、涙が止まらない、そういうレベル。ここまで来てたら、悩んでる場合じゃなくて、まず休むか辞めるかを最優先にすべき。
自分が今どこにいるか、一回冷静に確認してみてほしい。衝動の段階で夜職に戻るのと、限界の段階で戻るのとでは、意味が全然違う。
失業手当が出ない、という現実的な壁
これ、知っておいた方がいい制度の話。雇用保険は原則12ヶ月以上加入していないと失業手当がもらえない。入社1年未満で辞めると、多くの場合この条件を満たさなくて、失業手当なしで次を探すことになる。
つまり、昼職を1年目で辞めて夜職に戻る場合、収入の空白期間をつなぐセーフティネットが薄いということ。夜職なら日払いで凌げるからまだいいけど、「辞めてからしばらく昼職を探す」つもりなら、この点は事前に貯金なり計画なりで補っておく必要がある。この辺、夜職を辞める前の貯金はいくら必要?にも近い考え方をまとめてる。
社会保険についても、退職すると厚生年金・健康保険から外れて、国民年金・国民健康保険への切り替え手続きが必要になる。夜職側が業務委託扱いの場合は特にこの切り替えが必須になることが多いので、うっかり放置すると後で督促が来て青ざめることになる。この手続きの話は夜職辞めたら保険と年金はどうする?に細かく書いた。
もし夜職に戻ると決めたら
戻ること自体は、私は否定しない。実力主義の世界で稼げる時期に稼ぐのは、健全な選択だと思う。ただ、戻る場合は求人の見極めだけ気をつけてほしい。当然だけど夜職の求人は18歳未満だと応募できないので、その前提は忘れずに。
業界で働く知人から聞いた話だと、求人情報と実際の時給が違う店は存在していて、小規模な個人店にその傾向が多いらしい。広告を出し続けられる大型店の方が、条件が守られやすい傾向にあるとのこと。戻るなら、その辺の見極めはしておいた方がいい。
歌舞伎町ホスト求人アルクス
歌舞伎町のホストクラブの求人窓口。給料の仕組みや寮のことを、応募前にLINEで聞けるようになってる。
歌舞伎町ホスト求人アルクスの募集要項を見る18歳以上(高校生不可)/条件は必ず公式の最新情報を確認してね
それと、もし今回戻ったとしても、いずれまた「今度こそ昼職に」と思う日が来るかもしれない。その時のために覚えておいてほしいのが、円満に辞められる人の共通点。はっきり退職の意思を伝えること。これに尽きるらしい。「一度お店で話そう」という面談誘導は、ほぼ引き留めの入り口だと思っていい。多くの店は雇用契約じゃなくて業務委託だから、契約を終えるかどうかは本人側にも決める権利がある。契約書だけは確認しておいた方がいい。
出戻りの経歴、履歴書ではどう書くか
夜職に戻って、また昼職を目指すことになった場合、「昼職1年未満で退職→夜職→再度昼職」という経歴は、面接で必ず聞かれる。ここで嘘をつくと後でボロが出るので、正直に、でも前向きに説明できるように準備しておいた方がいい。
「1年目で辞めた理由」「その間何をしていたか」「なぜまた昼職に戻りたいのか」、この3つに一貫性があれば、短期離職があっても採用されるケースは珍しくないと思う。夜職の職務経歴書の書き方や夜職 面接で前職、正直にどこまで話す?は、この手の説明の組み立て方を書いてるので、次の転職を考える時に読んでほしい。
今、辞める前にできること
正直に言うと、私はこの記事で「戻れ」とも「続けろ」とも言うつもりがない。どっちも正解になり得るし、どっちも失敗になり得る。
ただ、辞める前に一つだけやってほしいのは、今の「辞めたい」が衝動なのか、継続的なしんどさなのか、限界なのか、自分の中で言葉にすること。それだけで、次の一歩が全然違って見えてくる。
もし限界まで来てるなら、退職代行を使ってでも今すぐ離れた方がいい場合もある。
退職代行の記事を読むもし継続の段階で、環境さえ変われば続けられそうだと思うなら、今の職場に留まりながら転職エージェントに一度相談してみるのも手だと思う。
私があの夜、休憩室で泣きながらメモに書いた「戻ってもいいかもしれない」は、結局実行しなかった。でも実行してもよかったと思う。どっちを選んでも、後から振り返れば「あの時の自分なりの答え」になる。今夜、あなたが出す答えも、多分それでいい。