夜職から転職の面接に落ちる理由、私が気づくまでの話

また不採用の通知が来た。スマホの画面を見て、ため息をつきながらこの記事にたどり着いた人、たぶん今日も面接を受けてきたんじゃないかと思う。3社目か、5社目か。「もしかして夜職だから、もう昼職は無理なのかな」って、頭のどこかで思い始めてる頃じゃないだろうか。
私も同じだった。キャバクラを辞めて事務職に転職しようとしたとき、最初の4社は全部お祈りメールだった。5社目でようやく受かったんだけど、落ちた4社と受かった1社を振り返ると、はっきり違いがあったんですよね。夜職だから落ちたわけじゃなかった。
夜職だからじゃなく、大抵は「見せ方」で落ちている
先に言っておくと、面接官が「夜職経験者だから」という理由だけで即不採用にするケースは、実はそんなに多くない。もちろんゼロではないし、業種や会社の風土によっては夜職に強い抵抗を持つところもある。でも私が落ち続けた4社、あとで冷静に見返すと原因は別のところにあった。
職務経歴書の書き方が曖昧だったこと。面接で聞かれたときに、しどろもどろになったこと。志望動機が「昼職に憧れて」くらいの薄さだったこと。この3つ、正直かなり刺さる人多いと思う。
職歴の空欄部分に「接客業」とだけ書いて、具体的に何をしていたか説明できなかった。面接官からすると「この人は何のスキルがあるのか分からない」状態になってしまう。夜職で培った接客力、クレーム対応、指名を取るための会話力、金銭管理、これ全部立派なスキルなんですけど、書き方も話し方も知らないと、ただの「水商売してました」で終わってしまう。
このあたりは夜職の職務経歴書の書き方、隠す?正直に書く?経験者が解説にも詳しく書いたので、まだ読んでなければ見てみてほしい。
面接で聞かれることに、答えを用意していなかった
落ちた4社、全部で似たようなことを聞かれていた。「なぜ夜のお仕事から昼のお仕事に変えようと思ったんですか」「ブランクというか、この期間は何をされていましたか」「夜のお仕事で大変だったことは」。
これ、聞かれると分かってるのに、私は毎回その場で考えながら答えていた。当然、話がまとまらない。しどろもどろになる。面接官からすると「準備不足だな」って映る。夜職経験があるかどうかより、この「準備してきたかどうか」の方がよっぽど見られてる気がする。
受かった会社の面接では、事前にこの質問への答えを紙に書いて、何度か声に出して練習していった。「体力的な限界を感じて、長く安定して働ける環境を探していました」「夜の仕事で身についた対人スキルを、御社の窓口業務で活かしたいと思っています」。嘘は言ってないし、盛ってもいない。ただ、聞かれる前提で準備しただけ。それだけで話し方の余裕が全然違った。
聞かれることの傾向は夜職の面接で聞かれることは?昼職転職の質問と答え方にまとめてあるので、次の面接前に目を通しておくと落ち着いて話せると思う。
志望動機が「逃げ」に見えていないか
正直に言うと、私の最初の志望動機は「夜の仕事に疲れたから昼に来ました」というニュアンスが強かった。嘘ではないけど、これだけだと面接官には「消去法でうちを選んだのかな」って伝わってしまう。
夜職を辞めたい気持ちは全然否定しないし、それ自体は健全な動機だと思う。ただ面接の場では「なぜ辞めたいか」より「なぜこの会社で働きたいか」を語る比重を大きくした方が通りやすい。私の場合、事務職を選んだ理由に「夜職での金銭管理の経験を活かして、正確さが求められる仕事に挑戦したい」と付け加えただけで、面接官の反応が変わったのを覚えている。
落ちすぎて心が折れそうなときに、疑ってみていいこと
ここまで自分側の改善点を書いたけど、正直、応募先自体が合っていないパターンもある。夜職経験に極端に厳しい会社もあれば、逆に全く気にしない会社もある。何社も同じような対策をして落ち続けるなら、応募先の選び方自体を見直した方が早いこともある。
夜職からの転職に理解がある求人を専門に扱っているエージェントもあって、私は転職活動の途中からそういうところにも登録した。自分では見つけられなかった「夜職経験を歓迎する」求人が結構あって、正直もっと早く頼ればよかったと思っている。
一人で何十社も応募して落ち続けるより、夜職の経歴を強みとして扱ってくれる求人に絞った方が、精神的にもだいぶ楽になる。落ちるたびに「私が悪いのかな」と自分を責めるのは、正直しんどいだけであまり意味がない。
面接の回数より、1回の質を上げる
落ちすぎている時期って、とにかく数をこなさなきゃという焦りが出てくる。私もそうだった。でも冷静に考えると、準備不足のまま面接に行っても、また同じところで躓く可能性が高い。1社受ける前に、職務経歴書を見直して、聞かれそうな質問への答えを声に出して練習して、志望動機を「なぜこの会社か」まで掘り下げる。この3つをやってから面接に臨んだ回だけ、通過率が明らかに違った。
年齢的な不安がある人は30代の夜職から転職は間に合う?年齢の壁と戦略を整理するも参考になると思う。年齢そのものより、準備の質で結果が変わることが多い。
面接に落ち続けると、自分の存在ごと否定された気分になる。私もそうだった。でも実際は、書類の書き方や話し方という「直せる部分」で落ちていることの方が多い。夜職だからもう昼職は無理、と決めつける前に、次の面接までにできることが、まだ何か残っているはずだ。今日落ちた分は仕方ない。明日の準備を、少しだけ変えてみてほしい。